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ウツクシキモノ
京都に行ってきました。

陶芸をされてる方のところにお邪魔して
色んなことを教えていただきました。

やはりセンスある方からはセンスあるものが生まれるんだなとしみじみ感じました。
現代ではパソコンは『出来る』ではなく『使う』ように
陶芸は『技術があるから』素晴らしいではなく、『センスがあるから』こそ素晴らしいものだと思います。

このセンスを磨くのは技術も必要ですが
思想、教養、ライフスタイルを土台にして、最後に技術だと思います。

伝統工業で何代目を名乗る方もいますが
技術だけではダメなんですよね。きっと。
その方は、プレッシャーとプライド、伝統も加味されると思いますが。

自分はこのセンスを磨く為に、茶道はなかなかいいのかも知れません。
常に新しい美術に触れていて、自分より知識のある方の話がたくさん聞けます。


今回の京都での目的の一つ。
京都北村徳斎へ。
茶道の帛紗(ふくさ)専門店です。

名だたる、名物茶入には必ずそれ相応の仕覆(しふく)と言われる袋が附属しています。
その袋は、利休の時代、中国やインドなど海外から輸入した布を使っているのです。

それをまとめたのが松平不昧の『古今名物類聚』です。

今回はその中の、伊予簾緞子(縞地梅鉢純子)を買い求めました。

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北村徳斎の入り口です。看板は無く、朱色の帛紗がぶら下がっています。

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伊予簾緞子です。
by cocoa-tiramisu | 2009-04-04 18:42 | 茶道
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